今回は素振りにしても単独の卓球練習にしも使う、ある意味ボールより活躍するラケットについて、少し深いところまで入って行きたいと考えています。
私の主観ですが、ラケットのイメージはズバリ矛盾だと思います。
ラケットを攻撃の時は矛として使い、一方で防御に転じた時に、盾として使う印象が強くあります。
木で出来たイメージも強いからでしょうかね^ ^
さて、ラケットですが、材質は主に木材を原料としています。
何種類かのタイプがあり、一枚の板から作られた単板と、複数枚の板を貼り合わせて作られた合板と大別できます。
単板ラケットは一枚の檜の板から作られる事が多いですが、合板ラケットになると様々な特性の板を、組み合わせて作られています。
◇単板の特長
一枚の檜板から作られる単板は、本来の木質が活かされて、自然と手にフィットする様な独特の打球感が得られる事が長所です。
しかし組み合わせた分、耐久性が高い合板に比べてみると割れやすい短所があります。
丈夫にするほど板の厚さを増す事になりますから、ラバーを両面に貼るシェークハンドの場合は、質量が重くなってしまいます。
またラケット特性が板材の質に影響を受けるので、同種のラケットでも品質のばらつきが大きくなります。
厳選した高品質の檜を使った単板ラケットは独特の打球感、材質反発力、材質剛性としてのバランスが取れやすいので、主に使われる選手タイプは、角型ペンホルダーのドライブ主戦型のお方です。
より高品質の檜単板を求めるプレイヤーでは、ラケットを特注したりもする様です。
◇合板の特長
相対する、異なる特性の板材を組み合わせ、材質反発力と剛性のバランスをはかった合板ですが、単板ラケットに比べるとバリエーション豊かな特性を持つラケットを作る事が出来て、品質も一定です。
用途としては、シェークハンドに最も多く用いられています。
合板の中でも3枚合板、5枚合板、7枚合板があります。
さらに特殊素材との併用が出来るのも長所です。
木材合板の打球感にこだわりがある選手では、ラケットは反発力や剛性の他、打球感などの感覚を重視し、特殊素材を用いない合板ラケットを使用する選手も多いです。
合板の組合わせとしては、5枚合板を例にしますと、中芯材を2枚の添材で挟んで、さらに2枚の上板で挟む組合わせになっています。
使用する木材や特殊素材の組み合わせにもよるので、打球感や弾みは千差万別で、色々なタイプの物があります。
合板が多いものだと11枚合板というラケットも聞いた事があります。
中芯材はラケット特性の基本となる木材になるので、使われた木の種類や厚みなどが左右し、弾み方に差が出やすいです。
それを特化したり緩和する為に、添材と上板で反発力や剛性のバランス調整をします。
木材と言っても、和材や洋材など様々な種類を用いられている様ですが、あまりに柔らかい材質では上板に向きません。
使用用途によって材質は違いますが、主にアユース、バルサ材、柳、シナ材、桐、檜、アバシ、アネグレ、マツ、リンバ、コト、ウォルナット材などが使われています。
元々、弾みに優れ、量産コストも安いことから桐が中芯材に多用されていましたが、一度湿気を吸収するとラケットに反りや狂いが出てしまう事、質量の軽さ故にブレードの薄型化が難しい事などから、同じ特性で軽量かつ薄型化とコストダウンが可能なアユースが中芯材になっています。
◎3枚合板
中芯材と2枚の上板で構成、打球感が柔らかく、初心者やカット主戦型に向いています。
合板の中では枚数が少ないため、強度で劣ります。
◎5枚合板
中芯材と2枚の添材、さらに2枚の上板で構成、反発力、剛性バランスが取れていて、ブレードの薄型化が出来ます。
メーカーにより特徴が異なる上、種類も多く、戦型を問いません。
初心者から上級者まで経験や戦術別タイプを選ばず使われています。
◎7枚合板
中芯材と4枚の添材、さらに2枚の上板で構成、反発力と剛性が強く、球離れが速いのが長所です。
やはりメーカーごとに特徴に違いがありますが、構造上、7枚の合板厚みがあり、ブレードが厚くなりやすい短所があります。
ラケットは素材の85%以上は天然木と決められています。
ですから15%以内なら木以外の材料を使用することが認められています。
その15%にガラス繊維、チタン、炭素繊維、ベクトランファイバー、ケブラー、ザイロンなどの特殊素材を使用したラケットも使われています。
ラケットが様々な強化タイプを生み出した背景には、ルール改正によって、低下した打球スピードを補う為の工夫がされて世界のトップ選手を中心に用いられるようになり、それが一般にも普及した形になります。
自分に合う、戦術に合うラケットを見付ける事も、卓球では大切な事の様です。
>>>脅威の卓球練習法